日本未来科学館「深宇宙展—人類はどこへ向かうのか— To the Moon and Beyond」に行ってきた

僕が旅行に出かけるとき、メインの予定は決まっていることが多い。
でもそれだけだと時間を持て余しそうだな、と思うこともある。
そんなとき、Instagramのストーリーズで「東京に行くけど、どこかおすすめある?」といった感じでミッションを募集することがある。
今回の深宇宙展も、そうして行くことになった場所だ。
ホシキミラボのメンバーが7月に教えてくれて、友人からも今回おすすめをもらった。
前回東京に行ったときは予定に入れられなかったけれど、今回はリベンジ。
宇宙好きとしてはぜひ訪れたい展示だった。
宇宙展示に対する自分の気持ち
ただ、僕が宇宙系の展示にいつも率先して行くかというと、そうでもない。
宇宙に興味を持って6年目。日々いろんなところで少しずつ知識を仕入れているからか、展示を見ても「大体想像がつく」とどこかで思っているのかもしれない。
意識しているわけではないけれど、心の奥底で「もう知っている」と決めつけている可能性がある。
もしそうだとしたら、それは実にもったいないことだ。
現物や体験を通じてこそ得られる驚きや学びがあるはずだから。
ソユーズ帰還ポッドの衝撃
展示の中で特に衝撃的だったのが、ソユーズ宇宙船の帰還ポッド(MS-20)。

大気圏突入を終えた実物で、表面は真っ黒に焼け焦げている。
最初に見たときは「まるでサイヤ人の襲来ポッドみたいだ」と思わず笑ってしまった。
でも実際には、この中に3人が宇宙服を着たまま座って、ISSから地球に帰還している。
乗っていたのは、前澤友作さん、平野陽三さん、そしてロシアのミシュルキン船長。
想像してほしい。サイヤ人ポッドのように見える小さなカプセルに、かさばる宇宙服姿の3人がぎゅうぎゅうに収まって数時間を過ごすのだ。
僕なら数分で発狂するに違いない。
笑っていた外観が、一気に重みを帯びて見えてきた。
それを耐えて帰還する宇宙飛行士たちの精神力と技術への信頼は、やはり桁違いだと実感した。
模型と顕微鏡と映像
会場には探査機や望遠鏡の模型が数多く展示されていた。
その中でもやっぱりアルマ望遠鏡は「かわいい」。

はやぶさやはやぶさ2ももちろん、他の探査機や設備もどこか愛おしい。
なんでだろう。宇宙関係の設備って「かわいい」と感じてしまう。
広大な宇宙に比べて小さくて健気に見えるからかもしれないし、機能を突き詰めた結果シンプルになり、キャラクター的に見えるからかもしれない。
つまり、主観的な愛着と機能美が重なって「かわいい」が生まれているのだろう。
また、はやぶさ・はやぶさ2のサンプルリターン試料を顕微鏡で観察できる展示もあった。
イトカワやリュウグウのかけらを実際に覗き込めるなんて、本当に貴重だ。
火星のパノラマ映像も迫力があり、遠目から見ただけでも「ここに人類が立つ未来」を想像せずにはいられなかった。
たぶん、NASAのキュリオシティが撮影した映像だったと思う。
宇宙好きが集まる場所
この深宇宙展は入場に行列ができるほどの人気だった。
「みんな宇宙が好きなんだな」と実感させられる光景だ。
会場ではカップルで来ている人も多く、男性が女性に「これはね」と説明している姿があった。
でも女性の返答が意外と本質をついていて、「あ、ちゃんと知ってるんだ」と思わせる場面も。
そのやりとりがなんだか微笑ましくて、宇宙展が「知っている人も知らない人も一緒に楽しめる場」になっているのを感じた。
入口に展示されていた「宇宙についてわかってきたこと」の年表も良かった。
人類が少しずつ宇宙を解き明かしてきた道のりが一望できて、会場全体の空気を高めていた。
図録を買って帰る
全体的に人が多かったこともあり、じっくり展示を見るのは難しかった。
でもそのおかげで図録を買う決心がついた。

普段から宇宙の知識には触れているつもりでも、現物やそれに近いものを見る機会はほとんどない。
名前は知っていても、実際に目にするのは初めてというものが多かった。
今回を機に、図録を読みながらもっと知識を深めていきたいと思う。
知っておけばよかったこと
今回のチケットは特別展チケット。実はこれ、深宇宙展だけでなく、常設展示もセットで入場できるんです。
僕はそのことを知らず、深宇宙展だけを見て帰ってきてしまいました…。
逆に、常設展示のチケットでは特別展に入れないことも、うるさいほどアナウンスされていました。
実際に入口で困っている方も見かけたので、混同しないように注意が必要です。
もし前もって知っていたら、未来館の常設展示も一緒に楽しんでいたのに!
これから行く方はぜひ両方楽しんでみてください。絶対お得です。
まとめ
ソユーズ帰還ポッドの衝撃、模型たちの“かわいさ”、火星映像の迫力、サンプルの神秘。
深宇宙展は、知っている人にも宇宙初心者にも、それぞれに響く特別展でした。
僕自身も「もっと宇宙を知りたい」という気持ちが強まり、それをホシキミラボでみんなと共有して、一緒に楽しみながら広げていけたらうれしい。
展示概要
- 名称:深宇宙展 —人類はどこへ向かうのか— To the Moon and Beyond
- 会期:2025年7月12日(土)~ 9月28日(日)
- 会場:日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン(東京都江東区青海2-3-6)
- 開館時間:10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)
- 休館日:7月15日、9月2日、9日、16日(火曜日)
- 主催:日本科学未来館、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
- 入場料:
- 大人(19歳以上):2,200円(前売 2,000円)
- 18歳以下(中学生以上):1,400円(前売 1,200円)
- 小学生以下(4歳以上):700円(前売 500円)
- 3歳以下:無料
※特別展チケットで常設展示も入場可。常設展示チケットでは特別展に入れません。
- 公式サイト:deep-space.jp




